メタボリックシンドローム判定基準の解説
①内臓脂肪型肥満
内臓に脂肪がたまった肥満です。俗にビール腹とかリンゴ型肥満とか言われます。
内臓脂肪の量を図るのが正確なのですが、それでは手軽にチェックできないので、ウエストサイズでチェックします。
ウエストといっても腰の細いところではなく、おへそ周りの太いところで測ります。
・男性 85cm以上
・女性 90cm以上
女性の基準が男性より甘いのは実は日本だけで、男性に厳しすぎるという意見もありますが、メタボに関連する疾病(心筋梗塞等)リスクは男性の方が大きく、男性の方が厳しいこの基準は理になかっているそうです。
なお、日本人女性の場合、皮下脂肪型の肥満が多いため緩くなっています。
②高血糖
糖尿病とまでいかなくても、血糖値が高いことです。
空腹時血糖値で、110以上。
空腹時血糖値だけみていては、判断を誤ることがあります。
本来、食べた量に関係なく、食後4時間以上が空腹時と定義され、4時間で110より下にならないといけないのです。適切にコントロールされていれば、食べた量に応じてインスリンが分泌され適正値にしてくれるはずです。ところが、健康診断では、朝食抜きで前日の夕食から12時間以上食事をしない状態ではかることがあります。これでは、多少、高血糖の人でも食後12時間もたったら110より下がります。
結果、空腹時血糖値だけみていたのでは、高血糖でも発見されないことがあります。そこで、あわせてチェックする数値が、HbA1cです。ヘモグロビン・エー・ワン・シーと読みます。 厚生労働省のメタボリックシンドロームに関する基準では、
HbA1cが、5.5%以上。
空腹時血糖値かHbA1cか、どちらかに該当すれば、高血糖と判定されます。
③血清脂質異常
一般に高脂血症と書かれていることが多いのですが、メタボリックシンドロームの診断基準は血清脂質異常です。
TG(トリグリセリド=中性脂肪) 150以上
または、
HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール) 40未満
ただし、中性脂肪は、前日の食事の影響をうけやすいのが弱点なので、「明日は健康診断だから」といって、食事内容を押さえた人は、低い数字でも該当するかもしれません。
なお、高脂血症とは、総コレステロール(T-CHO) 220以上です。メタボリックシンドロームの基準には含まれていませんが、健康管理のためには注意すべき項目です。
④高血圧
収縮時血圧(最高血圧) 130以上
または、
拡張時血圧(最低血圧) 85以上
メタボの判定
①+②~④のうち、2つ以上に該当 メタボリックシンドローム
①+②~④のうち、1つに該当 メタボメタボリックシンドローム予備軍
①の内臓脂肪型肥満に該当しなければ、メタボリックシンドロームには該当しませんが、他の項目でひとつでも異常があれば、要注意です。
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メタボリックシンドロームは、動脈硬化を促進します。動脈硬化が進むと、血管が傷つきやすくなり、また、血流が悪くなり心筋梗塞、脳梗塞といった致命的な病気を引き起こします。これらの病気はインスリンというホルモンをキーワードにして不良仲間が集まってくるように併発することが多いのです。
かつては、肥満、高血糖、高血圧、高脂血症が互いに影響しながら症状を悪化させることから「死の四重奏」とも呼ばれました。
さらに詳しくは,肥満、高血糖、高血圧、高脂血症について
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- at 2007年04月22日